夢の跡。業績不振の原因の80%は、内部要因。

2階までの吹き抜けに、ステンドグラスの窓。
「宮殿」のような、圧倒的店舗。

長年、私のクライアント先が「競合店」として、戦った会社。
全国から見学者もたくさん来て、数十年前は、一世を風靡していたという会社が
このたび、事業継続をあきらめ、
私のクライアント先に、売却されることになりました。

なぜ、会社を売らねばならなくなったのか?

業績不振の原因の80%は「内部要因」である。
その原則を再認識させられました。

他山の石として、この教訓とともに、引き受けて、復活させたい。

優秀な後継者の育成が、如何に大切なことか。
何代も優秀な経営者を送り出すことが、如何に困難か。
それを、痛感する出来事でした。

この会社の末期、(当時はそんなこと、思わない。今、思えば、末期だったのである)
クライアント先の近くに、店舗を進出させてきました。
もちろん、対抗策は、仕掛けておきました。
でも、その新店が、赤字店舗となったという外部要因が、
事業継続困難の原因ではありません。

その場所に出店して「勝てる」
と、判断した経営者の資質と意思決定そのものは「内部要因」です。

誰を、味方にするか、友好関係を築くか、
誰と、つながるか、
誰と、敵対するか、切るか、これを決めるのも、経営者。
やはり根本は「内部要因」なのです。