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コインランドリーのこれからの業界展望

コインランドリー業界のこれからの展望

当サイトを運営する、(株)日本売上アップ研究所の代表・中西正人です。
「この先、コインランドリー業界は、どうなってゆくのか?」
これからの業界展望について、まとめてみました。

今後のコインランドリーの市場規模について

5年後には、市場の成長スピードを、
店舗の出店スピードが追い越してしまう。
すると、1店舗当たりの年商規模が、低下を始め、不採算店・返済不能店が続出する。

需要(市場規模)は「伸びる」傾向にある。
店舗数も「伸びる」傾向にある。
これは、事実です。

問題は、
市場は「どこまで伸びる」のか?
店舗数は「どこまで伸びる」のか?

コインランドリーの市場規模については、
正確な統計データがあるわけでは、ありません。
その地域によって、2倍以上の差があります。
湿気の多い地域=「雨が多い」「海に近い」「日照時間が少ない」では、需要が伸びます。
コインランドリー同士の競争が激しい地域でも、消費意欲が喚起され、需要が伸びます。

しかし、あらゆる業種において、
永遠に伸び続ける市場というものは、ありません。
「市場規模」÷「店舗数」の計算式であらわされる「1店舗あたり年商規模」は、
どこかの時点で、減り始めます。

そうすると「力のある店舗」は、継続的にお客様の支持を集め続け、
「力のない店舗」から、お客様が減ってゆきます。


「優勝劣敗」の時代に突入してゆく

「出店すれば、みんなが儲かる」という時代から
「優勝劣敗」の時代に突入してゆくのです。

今から5年以内に、そのような時代へと突入します。

赤字店舗も増え、借入金や、リース料を払えない店舗も出てくるでしょう。
今、安易に出店しているオーナー様の店舗が行き詰り、
中古機械が安く手に入る時代が来るでしょう。

これから5年は、
「早期参入」→「わかりやすさ」「宣伝力」「商品の幅」のある店舗が、勝ち残る。
時代の「半歩先」を行くことが、儲けのコツ。
時代の「一歩先」では、早すぎる。

コインランドリーのみならず、
あらゆる業種に共通する「進化と退化」の原理原則があります。
それを「ライフサイクル理論」と呼びます。
この「ライフサイクル理論」に基づいて、コインランドリー業界が、これからどうなるのか?をお伝えします・


人が生まれて、成長し、ピークを迎え、やがて死んでゆく・・・
これと同じように、あらゆる商品、業種・業態には「ライフサイクル(命の周期)」があります。
人口(消費者)が永遠に増え続けない限りは、いつまでも同じ売り方で、売れ続けることはありません。

自分の商品、業種・業態が、今どのポジションにあるのか?ということを
マクロ(長期的視点)にとらえ、
今それに適した売り方を実行し、さらに5年先の来るべき時代に備えれば、怖いものはありません。

売上の「ライフサイクル」

売上のライフサイクル

売上を上げてゆくためには、この「ライフサイクル」を自分なりにとらえ、
それに応じた方策をとることが、成功への最短距離なのです。

(1) 導入期:

人で言えば「幼年期」。
新しい商売を「産み出す」アイデアや開発力、それに身を投じる度胸が必要です。当たれば、大きいが、失敗の数も多いという時期です。マス広告(CM、雑誌等)で、その存在が、お客様の役に立つものであることを知らしめることが必要です。

(2) 成長期:

伸び盛りの「青年期」。
市場の成長スピードに、事業者の数が追いつかない時期で、実行すれば儲かりますので、当然、参入業者も多くなります。価格と価値(何をいくらで買えるのか)をわかりやすく提示し、ピンからキリまで何でも揃う「総合力」を、圧倒的なPR量でお客様に伝えるとお客様が集まります。この時期に「顧客数」を増やしておけば、後の後退期、安定期に「リピート顧客」で売上を作れます。

(3)ピーク・後退期:

ピークを迎え、同時に衰えが始まる「壮年期」。
大型化・低価格化・多店舗化がすでに始まっており、市場は飽和状態となっています。
お客様の購買経験が増えることで「自分の欲しいものが、より品揃えされている」ところで買い物するようになります。自社の長所を活かし、商圏(どこで)や商品(何を)、価格帯(いくらで)、客層(誰に)を、明確にして、徹底的に深めた「差別化」戦略が奏功します。「××で有名」「××の品揃えではナンバーワン」というお店や会社づくりをしなければなりません。

(4) 安定期

円熟の「熟年期」。
市場は縮小・安定傾向に入ります。お客様の好みは多様化し、「自分の価値観に合うお店で買いたい」「あの店員さんのように生きたい」というお客様が増えます。人による業績の差が大きくなり、リーダーには、人材を育成するための理念や哲学(経験に基づいた価値観)が求められます。新規顧客の獲得が難しくなり、既存顧客ごとに完全個別対応できる販促や接客力が、活性化のポイントとなります。

今、コインランドリーの業界は、どのポジションにあるでしょうか?
市場も伸びる、店舗も伸びる・・・「成長期」。
まだ、コインランドリーが少ない地域では「導入期」に近い「成長期・前半」。
すでに、コインランドリーがある程度、存在している地域では「成長期・中盤」。
私は、このように見ています。

つまり、
大前提として「早期参入」は必須のポイント。
参入したなら、「価格と価値」のわかりやすい、品揃えの幅のある店舗を作り、圧倒的な広告宣伝戦術で売上を上げる。
これが今、最もライフサイクルにマッチしたコインランドリーの売上アップ法ということが見えてきます。


時代の「半歩分」、先を行く

あまりにも「差別化」の進んでいる店舗=スタイリッシュすぎる店舗、斬新すぎる店舗、客層を絞り込みしている店舗は、上記の原則から言えば、「ピーク・後退期」にマッチしたスタイルのコインランドリーです。
今、このスタイルの店舗を作る・・・ということは、時代の「一歩先」を、行き過ぎてしまっている。と言わざるを得ません。
前述の「成長期」に強いスタイルの店舗と戦えば、負けてしまいます。

今、自分の商売は、ライフサイクル上のどの時期に位置するのか?
それにマッチした「売上アップ法、店舗づくり」を実施して、時代の「半歩分」だけ先を行く。
「一歩先」ではお客様がついて来ることができません。
「半歩先」ならお客様の支持を得られます。

長期的視野から「今に適応しながら商売する」
かつ「次に起こるであろうこと」を知り、備えておく。
これこそが、普遍的な将来展望と対応策です。

とにかく「早期・投資回収」が生命線。
あなたは、同業種の競合激化のみならず、
家庭用洗濯機の「乾燥」機能の劇的進歩まで、念頭に置いているか?

私は、家電量販店の洗濯機コーナーに行くたび、「恐怖感」に襲われます。

「優秀な家電メーカーが、乾燥機能を進化させることに成功したら?」
乾燥の時間の短縮、乾燥の質の向上は、
家電メーカーにとって至上命題。解決しないはずがありません。

もし、乾燥機能の進歩が難しかったとしても、
「乾燥機能つき洗濯機の価格が、今の半分以下になったら?」
これは、現実的にありえることです。価格はどんどん下がり続けています。

そうなった場合には、
コインランドリー業界にも、影響が出てきます。
当社のクライアント様の
「売上が、資金繰り分岐点に達しない」とか
「リース代が払えない」となったら??

また、コインランドリーという同業種間の競争激化の場合、
時代に合わせて、商売のやり方を変えなければならないことも、あり得ます。
それを想定して、いつでも「リニューアル」できるための資金的余裕が欲しいのです。

このようなことに備えるためには、
投資金額の「早期回収」が、何よりの必須条件です。


投資金額の「早期回収」に必要なこと

粗利率70%以上の商売で、人件費も少ないので、
投資金額の回収済み店舗なら、売上マイナスでも、現金収入はあります。
変化に対応するための資金も生まれます。

「お金を寝かせる」ことになる「設備産業」であるがゆえに、
「お金のマネジメント」が、とても大切な業界なのです。

「一刻も早く、ゴールイン=回収」しておけば、どんなことにも対応できます。

早期回収を妨げるものは、以下の4つ。

(1) 過剰投資
(2) 立地選定ミス
(3) 店舗づくりミス
(4) マーケティング力の不足

つまり
「将来、どんなことが起こっても、うちのコインランドリーは大丈夫!」と言えるよう、
お金の面で、備えておくことが必要です。


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